2024-06-06

バイオメカニクスに基づいた肩関節障害へのアプローチ

ハンズオンセミナー|バイオメカニクスに基づいた肩関節障害へのアプローチ

腱板損傷や肩関節唇損傷などの重症化する肩関節障害は、若年から高齢者までのさまざまな年代やオーバーヘッドアスリートに生じるため、理学療法の対象になることが多い障害のひとつです。しかし、肩関節は、複雑な機能を有する部位であるため理学療法に難渋するケースが少なくありません。肩関節の機能低下の中でも肩甲骨の位置異常および運動異常は、さまざまな肩関節障害の原因になると言われています。このため、肩関節障害に対する効果的な理学療法や再発予防を行うためには、肩甲骨の位置異常および運動異常の評価とアプローチを適切に実施することが重要です。

本セミナーでは、肩甲骨の位置異常および運動異常を理解するために不可欠なバイオメカニクスを解説するとともに、肩甲骨に着目した肩関節障害に対する理学療法評価やアプローチ方法について実技を中心に実施いたします。

日時

2024年7月13日(土)14時30分から17時30分

講師

植田篤史(関西福祉科学大学保健医療学部リハビリテーション学科助教、博士)

内容

・重症化する肩関節障害の発生メカニズム
・肩甲骨の位置異常および運動異常のバイオメカニクスと肩関節障害
・肩甲骨の位置異常および運動異常に対する静的および動的評価
・肩甲骨の運動異常に対するアプローチ

会場

M’s Conditioning Complex 2F
大阪府豊中市岡町北1-2-6

参加費

6,600円(税込み)
お申し込みページ(peatix)にてお支払いください(クレジットカード、コンビニ払い、PayPal)

定員

15名

主催

クニトヘルスケア株式会社

申込み

お申込はこちら

【講師プロフィール】

うえだ・あつし
◯経歴
関西福祉科学大学保健医療学部リハビリテーション学科助教。同志社大学大学院スポーツ健康科学研究科修了。博士(スポーツ健康科学)、修士(スポーツ健康科学)。理学療法士。モーションキャプチャや筋電図などの機器を用いて、アスリートの動きやトレーニング中の筋活動を見える化し、ケガの発生メカニズムの解明や効果的な運動療法の開発に取り組んでいる。

◯主な業績
・植田 篤史・他:ウェアラブル慣性センサを用いた投球動作中の肘関節外反トルク計測の検証—モーションキャプチャシステムとの比較—. 日本臨床スポーツ医学会誌, 2024, in press.
・植田 篤史・他:水平内転角の違いがProne Shoulder External Rotation中の肩関節外旋筋の筋活動に与える影響. 運動器理学療法学, 2024, in press.
・植田 篤史・他:上腕骨内側上顆下端部に異常所見を有する無症状の小学生野球選手のジャンプ距離の特徴. 日本臨床スポーツ医学会誌, 2024, in press.
・Atsushi Ueda, et al.: Shoulder kinetic during pitching in baseball players with scapular dyskinesis. Journal of Bodywork & Movement Therapies. 37, 57-62, 2024.
・植田 篤史・他:肩屈曲動作と投球中の後期コッキング期の肩甲胸郭関節運動の関連. スポーツ理学療法学, 2(1): 52-59, 2024.
・植田 篤史・他:肩甲骨の運動異常を有する野球選手の肩屈曲動作中の肩甲骨運動. スポーツ理学療法学, 2(1): 7-15, 2024.
・植田 篤史・他:野球の投手における肩甲骨の運動異常と肩甲上腕関節の回旋可動域の特徴. 日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会誌. 48(3): 652-658, 2023.
・Atsushi Ueda, et al.: Verification of Shoulder External Rotators Strength Measurement Using a Suspension Scale. Cureus. 14(6): e26106, 2022.
・Atsushi Ueda, et al.: Scapular dyskinesis type is associated with glenohumeral joint and scapular kinematic alteration during pitching motion in baseball players. Journal of bodywork and movement therapies. 28: 332-340, 2021.
・植田 篤史・他:中学生野球選手における無症候性の上腕骨内側上顆下端骨軟骨障害の危険因子の検討.日本臨床スポーツ医学会誌.29(1): 81-87, 2021.
・植田 篤史・他:非投球側の肩関節可動域を制限した投球動作の運動学的特徴.日本臨床スポーツ医学会誌.28(3): 462-470, 2020.
・植田 篤史・他:頭尾方向の動きを伴うplank exerciseにおける体幹・下肢筋活動の特徴.理学療法科学.34(5): 695-699, 2019.
・植田 篤史・他:投球障害肘を有する小学生野球選手の肩関節可動域の特徴.日本臨床スポーツ医学会誌.25(3): 454-457, 2017.

アクセス

阪急宝塚線「岡町」駅より西に徒歩約2分

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